間もなく2月。
衝撃的なコヨミの進み具合で、
それは個人的な時間の感覚であるわけですが、
慌ただしい日々が始まっています。
1/17は阪神淡路大震災20年という節目で
節目というのは大事ではあるけども
様々な思いをいだきながら迎える日々でした。
でも、その20年という節目は、やっぱり振り返る時期としては鮮烈で、
それはあの東北のことが、さらに震災や、自然災害への
意識を色濃くしているのかもしれません。
建築というのは、基本的に人の表皮の外に位置する
外皮であり、雨・風や天敵をしのぐシェルターであり。。。
電車の席の隅に座れば真ん中より落ち着き、
明るい外部よりも、壁のそばの少し暗い室内の方が落ちついたり、
大きな木の下にいると、ついつい寄り添いたくなったり、
壁や屋根、床 などは身体の延長にある被いでもある一方で、
時には、建築そのものが命や、大事なものを
奪うものにもなり得るということです。
建築を計画するときには、必ず20年前のあの光景、
言葉の断片がよぎります。
それはあえて意識をしていないけども、
設計者として本質的な用途も振り返りながら、
1つ1つの建築に携わる度に。
今年も、2015年という一つのくくりの中で
また様々な方と出会い、ご縁があり、
色んな事が生まれて行くことを楽しみにしています。