とにかく昨日は暑い。
東大阪では35℃から36℃になり
外は暑いを越えて危険。
猛暑で屋根の状態がどうなっているのか温度を測定してみる事に。
8/17 快晴 14:00〜14:30 気象データでは気温35℃〜36℃。
実際は照り返しや風の状態からもう少し暑いような気もします。
タイミング的にはこれとない測定日和...
まだ日本では屋根の通気層をとった住宅はそれほど多くないですが、
当事務所では特に天井と屋根が一体になった物件などには採用しています。
断熱・遮熱は
遮熱ガルバリウムで少し遮熱、(今回はガルバがまだない状態)
伝熱した熱は通気層に伝わります。
通気層では勾配になっているので
温められた空気は常に上部へと抜けます。
その下のアルミ箔では赤外線をシャットアウトしています。
それ以外の熱は厚い断熱材でカットします。
温度計は放射温度計を使います。
レーザーで瞬時に計測できるもの。
その温度を測ってみると
まとめると
まだ遮熱ガルバがないためルーフィング温度と
通気層から出てくる温度が82〜83℃と同じくらいです。
手を突っ込むとヤケドしそうな熱さ。
しかし天井面では39.2〜39.7℃と熱はほとんど伝わっていません。
(無垢の柱が38.5℃、日陰の合板の壁が39.6℃)
16時、17時ころには断熱材からもう少し熱が伝わるかもしれませんが
真夏のこの時間でこの数値なら。
通気層をしっかりとる事。(壁の通気程度では効果があまりありません)
しっかり断熱材を隙間無く、そしてアルミ箔テープを
キチンと大工さんが施工をしてくれているのでバッチリです。
施工レベルで随分変わるのでしっかりとやってくれる
工務店、職人だと安心です。
ついでに田んぼや公園など測ってみました。
アスファルトは50℃〜60℃強。
部分的には70℃近いところもありました。
でも田んぼ付近を通りかかると涼しい風が。
日なたの
泥土は41℃
水面は31℃
水面はやはり温度が低い。
計測器では測れない、昔ながらの気化熱や打ち水の涼しさを感じます。
しばらくこの夏はあちこち計測してそうです。