外壁、軒天に使う米杉。
現場に行くと材の色味や状態、節、目などによって
分けられていました。
米杉は色むらが大きく、
日に当たれば早々に紫外線で色むらや違いも分からなくなるで、
梱包から出して、何も考えず貼れば楽なのですが
ひと手間、ふた手間をかけ適材適所に振り分けてくれています。
400の幅の庇の米杉一枚板。
米杉は反りや伸縮、耐朽性などに強く
非常に安定した材のため
外壁や雨がかり、枠材や建具に指定することが多いのですが
ここでも蟻桟の反り止めを入れ、反りがさらに出にくいように手間をかけてくれています。
フローリングの貼り目も梱包から出し良い材をよく目のつくところに、
荒い目は裏方にと、
「やっといたでー」とは口には出さないけれど
きれいに選別をしてくれています。