土曜日は東大阪の家のクライアントと打ち合わせ。
ご相談をいただいてからかれこれ2年半。
なんとか土地もみつかり計画にさしかかる。
ご夫婦ともに2年半前に知り合ったとは思えないほど
もっと昔からの長いつきあいのようなフィーリング。
午後は場所を移してご一緒に木村家本舗へ。
お世話になっている工務店の社長さんの家。
なんとクライアントの先輩がここの大工とのことで
不思議な偶然か必然の縁があり...
庭や、建具、キッチン、壁の仕上げ、家具などの話をしたり
触れながら談笑。
生ビールや珈琲もあり 本当は庭を見ながらゆっくりビールと
いきたいところだが、この後も仕事...
吉村順三の軽井沢の山荘が好きなクライアントは
庭の緑にうっとり。
そういえば、ウチにご相談に来られる方は
なぜか吉村順三や石井修先生の建築が好きな方が多い。
1時間ほどゆっくりしながら
古書も販売していたので、吉阪隆正の「住居学」と
芦原義信の「隠れた秩序」を買う。
場所を移し、作業場での写真展や、「まちのえんがわ」を見学。
無垢の厚板に寝転びながら両腕、両足をスリスリするお子さん。
柱は先輩の大工さんがカンナ掛けしたとのことで
みんなが手をスリスリしていると
柱にスリスリほおずり☆
よく建築家が壁や柱を触るのはあるが
ほおずりと素足で背面平泳ぎするお子さんを目にしたからには、
クライアントと無垢材の予算確保は必ずせねばとお互い誓う。
柱はペーパーして繊維を壊した材とは違い、
吸い付くような手触り感。
無垢や自然素材という言葉が
営利的に安易に使われるようになって
言葉に安っぽさがついてしまったが
やはり適材適所に使われている無垢材はいい。
ISHIKAWA