先日、2週間ほど時間を頂き、
ハンガリー、オーストリア、チェコを
巡ってきました。
今回はハンガリー/ブダペストについて
ハンガリー、オーストリア、チェコは近接していますが
人種も文化も異なります。
極端にいうとハンガリーはウラルを発端とするアジア、トルコ系の血が入ったマジャール人、
オーストリアはドイツ系ゲルマン人、チェコはロシアの香りが残るスラブ人。容姿や文化、言語も異なります。
チェコとオーストリアのみの予定でしたが急遽ブダペストも含めました。
朝8時半まで暗く、夜も5時には薄暗くなり、一日中、太陽高度が低いので早朝のような風景がつづきます。
まずはブダペストの東駅に到着。
欧州らしく木の高天井の駅舎に頭端式ホーム、
しかし、華やかさはなく降りれば
両替商、タクシーの客引きの声がつづく。
人が妙に近づいては去って行き、スケボーに乗った少年が体をかすめて通りすぎていきます。
ポケットの物は厳重に注意。
日は低く暗く、塵ホコリとタバコの煙にまみれた、セピア色の東欧らしい哀愁の漂う駅です。
かなり低い声でアナウンスが途切れもなくつづきます。
外に出ると、10分おきくらいにパトカーと救急車が走り回っています。
町はなぜか落書きだらけ、タバコをくわえた人が半数近くいるのでは。
「えらいとこに来たなー」と思いつつも、接してみると良い方々ばかり。
宿泊するアパートメントの親切なオーナーに聞いた。良心的だという両替屋に行くと、ハンガリー語で「奥へ行け」と言われ、暗く狭い通路を通って、電気もついてるのかついてないのかわからないくらい暗い部屋に。
そこには平日の昼間から煙をモクモク、男の人らが数人立ち話とカード?とビール?をしながらいます。
「胡散くさすぎる...」とおもいつつユーロ紙幣を見せると立ち話を続けたまま、ユーロを横目にフォリント紙幣をズボンのポケットから出し無造作に差し替えました。(替えてくれました。)
何事も無かったかのように立ち話が続くので、出口で「やられたか!」と紙幣を数えると、手数料は取ったのかというようなレートのよいものでした。
すぐに透かしの確認と、類似しているブルガリア紙幣ではないかの確認確認。
うーんなぜ昼間からそんな生活ができるのか...まだこの町への怪しさと警戒感は抜けません。
それはさておき、ブダペストにはトラム、バス、メトロが走っていますが、
2分前後で次々と来るので移動にはとても快適です。
乗り換えも余計な時間をつかうことなく、目的地にたどり着けます。
広場や路地を見てまわりまわると、ツアー客や日本人もほとんどいない、まだまだ社会主義の面影と、過去のヨーロッパ一華やかだった建築文化を垣間みることができます。
特に旅の際には市場やマーケットに行きます。
そこで売られているものや、人をみるとそこの土地のものが見えてくる気がします。
写真は中央市場。
またビール中瓶が30円くらいから、ワイン1本が150円くらいから売られています!