西宮市内には駅名、地名に「園」や「甲」がつくものがいくつかあります。
思いつくものでまずは身近な「苦楽園」「甲陽園」「香櫨園」。
「甲東園」に「甲風園」・・・えーー意外にもう出てきませんので、とどめに最も有名な「甲子園」。
「昭和園」というのもあったみたいで、これらを総称して「西宮七園」と呼ぶそうです。
名称から察しやすいのは「甲陽園」でしょうか。甲山や六甲の陽のあたる閑静な場所。大正時代に「甲陽土地」という会社が開発したそうで、当時は映画撮影所もあったようです。
「苦楽園」土地の開発者の家宝「苦楽瓢」より命名され、別荘地として苦楽園という地名になったそうです。当時はラジウム温泉も発見されにぎわっていたそうです。
「香櫨園」は駅名にあれど町名にありません。阪急夙川付近は大阪の商人によって、明治に遊園地「香櫨園」としてオープン。「香櫨園」とは、開発者ふたりの姓、香野と櫨山の1文字づつを取って名付けられたものだそうです。
「甲東園」これも察しがつきやすい地名です。大阪商人がここを果樹園として開発、後に宅地開発されたそうです。
「甲風園」「昭和園」はよくわかりませんが、以上の宅地開発にちなんで命名されたと思います。
「甲子園」は、野球場ができ、その年が甲子の年(甲子は干支の始まりで縁起がいい)ので「甲子園」と命名され、遊園地などの開発によって進展。
現阪急阪神グループや大阪豪商による開発により発展。「園」には田園、学園、公園など良いイメージがあり、当時大阪郊外であった宅地開発のネーミングに合い使用されたようです。
しかし「苦楽園」という地名はなかなかインパクトがあります。
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