このところの殺伐とした忙しさから癒しを求めて、
ザ・シンフォニーホールにて「第九」を聴いてきました。
今回は日本テレマン協会の延原武春さん指揮によるもので、
みなさん、とても生き生きとした表情をされていて、
感動もさながら楽しさの伝わるものでした。
子供頃は、指揮者なんて、ただ手を振っているだけで、
なんて楽な仕事なんだろうと思っていたけれども、
そこには曲に対するいろんな想いや理解、演奏者との意思疎通など、
あの一振りにいろんなことが盛り込まれている、
ということに気付いてからは指揮者の見る目が変わり、
より演奏を楽しめるようになりました。
同じ曲でも指揮が変われば、まったく違うものになることは、
私たちの仕事と重なる気がします。
設計図が同じでも、現場監理者が変われば違うものになり、
施工者の腕や意思疎通のほど、現場の空気によっても変わってくる。
・・・癒されながらも、
ついつい仕事のことを考えてしまうのでした。
nanae