金沢にいったときのことを少し。
ひがし茶屋街へぶらぶらと。
金箔のお店の中にあった金の蔵。
前日にTV放送でそういうものがあることを知ってはいたものの、
きらきらに照り輝いてました。
左官職人の挟土秀平が手掛けたという金箔張りで、
輝きの中にも何か厳かな空間がそこにありました。
「金」というと、どこか成金のようなイメージがありましたが、
それはあさはかだったなと思いましたね。
職人の腕はもちろんのことですが、
あの感じは「金」でないと出せないだろうなと思いました。
できれば中に入ってぼんやりしてみたいところですが、
通常は入れないようです・・・残念っ
ところで、
こういった古い町並み散策は好きで、
あちこち散歩しに出かけてはいるのですが、
目につくのは美しい景観以上に、
ほんとの暮らしにかかせないもの。
どちらもかわいくないですか??
街の趣旨からは少し外れるのかもしれませんが、
こういう人間ぽいところに魅かれます。
街としてほんとうに暮らしをしていく上では、
美しさというものだけでは成り立たないこともあるでしょうね。
観光客には目にはつかないお店でも、
この街の人にとっては大切な街の要素なんだろうなと、
『知ってるよ。」とついカメラを向けてしまいます。
Nanae