宝塚の家にお招きいただき、淀川の花火鑑賞と夜景鑑賞、美味しいお料理、ワインと楽しいお話をたくさん頂戴してきました。本当にありがとうございます。ということでテラスで過ごす時間が心地よかったのですが、猛暑の中、内部空間も大きな吹き抜けがあるものの心地よい環境になっています。弊所では物件のご予算にもよりますが、基本的には高断熱高気密と言われる部類の性能は入れるようにしています。上を見ればキリがなく、コストのバランスから総合的な建築の豊かさや心地よさが失われていくため、費用対効果が一番高いところに設定をするということを心がけています。さらには断熱だけでなく遮熱をすることを重要視しています。10年以上前のブログの記事に書いたのですが遮熱について
あとは外部空間の樹木や庭との関係も大きく、樹木は日陰を作り出し、その温度差で微風が生まれますし、葉の蒸散作用によって気化熱が発生し自然と温度を下げてくれます。あるいは内部においては漆喰の壁や木材などの素材が湿度を調湿してくれたり、夏は日射を防ぎ、冬は日射を取り組むような開口部など、断熱性能だけでなく、さまざまな要因によって心地よい環境をつくりだすことが重要です。省エネや断熱性能や新建材ばかりが過熱していますが、心地よい環境ということを見直す必要があります。
今回お邪魔したこの猛暑の時期ですが、エアコンは建物で稼働しているのは1台で26度設定で十分快適でした。特に夏場は湿度が不快な要素になるので、クライアントの皆さんには湿度管理はしっかりとしていただくようにお願いをしています。外では蒸し暑いものの、大きな紅葉の下の日陰のテラスには風が流れ、内部も心地よい居場所があり、時間がゆったりと流れる素敵な時間でした。
8/10-8/15まで夏季休暇とさせていただきます。お問い合わせ等ご連絡は8/16以降となりますのでご了承ください。